赤いマニキュアを塗った白い腕。 ブレスレットがわりにリボンを結んだ細い手首。 あの子が新しかった時、それはさぞかし美しい雰囲気を放っていたに違いありません。 腕だけになってしまった今。 あの子のお顔は、 身体は、形の良い足は、 フリルのついたドレスは、一体どこに行ってしまったのでしょう。 朽ちた雰囲気を漂わせながら、まだ新しかった頃のイメージをもまとった独自の世界感。 細かい部分まで精密につくられたアクセサリーは、背景にあるストーリーをも思い起こさせるような芸術作品の域。 型は無く、全て一点ものです。
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